家づくりコラム

相次ぐ大地震とゲリラ豪雨のニュースから考える。「もしも」の時に家族を守り抜く、防災住宅のすゝめ

近年、テレビやSNSを開けば、全国各地で発生する自然災害のニュースを目にしない日はありません。

九州や関東エリアでの頻発する地震や南海トラフへの懸念、毎年のように日本列島を襲う線状降水帯による記録的豪雨。

いつ、どこで大きな災害が起きてもおかしくない時代だからこそ、これから家を建てる方にとって「防災性能」は最も重視したいテーマの一つではないでしょうか。

家はただ生活する場所ではなく、災害時には「家族の命を守る避難所」にならなければなりません。

今回は、近年の災害から得られた教訓を振り返りながら、水害リスクや地盤特性を持つ岐阜・西濃エリアで後悔しないための「防災住宅の常識」をわかりやすく解説します。


1.「耐震等級1」では足りない?熊本地震・近年の地震が示した事実

「建築基準法をクリアしているから大丈夫」と思っていませんか?実は、近年の地震被害の調査から、住宅の耐震性に関する重要な事実が分かっています。

  • 「震度7が2回」襲った熊本地震の教訓

    建築基準法が定める最低限の基準(耐震等級1)は、「1度の大地震で命を守る(倒壊しない)」レベルを想定しています。しかし、震度7が連続して発生した熊本地震では、新耐震基準の家であっても2度目の揺れで倒壊するケースが見られました。

  • 倒壊ゼロだった「耐震等級3」

    一方で、最高ランクである「耐震等級3」を取得していた木造住宅は、2度の激震に対しても倒壊・崩壊がゼロ、大半が無被害または軽微な被害で済み、その後も住み続けることができました。

岐阜県内でも、今後30年以内の発生確率が高いとされる大地震への備えとして、「構造計算(許容応力度計算)に基づいた耐震等級3」はもはや標準装備と考えるべき時代に入っています。

2.毎年のように起きる線状降水帯。岐阜の水害リスクと土地選び

揖斐川・長良川・木曽川が流れる濃尾平野・西濃エリアは、豊かな水系に恵まれている反面、歴史的に水害と向き合ってきた地域でもあります。近年の全国的なゲリラ豪雨被害を見ても、「水への備え」は避けて通れません。

  • ハザードマップで「浸水深」と「継続時間」を確認

    土地探しの段階で、自治体のハザードマップを必ずチェックしましょう。浸水の恐れがある土地であっても、過去の水害履歴や周囲の地盤高さを知ることで適切な対策が打てます。

  • 建物の工夫で水害リスクを最小限に抑える

  • 敷地のかさ上げ・高基礎設計: 道路や周囲より床面を高く設定し、床上浸水のリスクを低減。

  • 電気設備の高所設置: 給湯器(エコキュート)やエアコン室外機、分電盤などを浸水想定ラインより高い位置に設置し、被災後の復旧を早める。

3.避難所に行かない選択。「在宅避難」を可能にする間取りと設備

災害時、プライバシーの確保や感染症リスク、ペットの同伴問題などから「できれば避難所ではなく自宅で過ごしたい」と考える方が増えています。

被災後も数日間ライフラインが途絶えても自活できる家づくりがトレンドです。

対策項目 具体的な工夫・設備 期待できる効果
電気(停電対策) 太陽光発電+蓄電池 / V2H 停電時でも冷蔵庫・スマホの充電・照明が使え、生活リズムを維持
水(断水対策) エコキュート(非常用取水栓)断 水時、タンク内の水(数百リットル)を生活用水として活用
食料・物資備蓄 玄関・キッチン直結の大型パントリー ローリングストック(日常備蓄)が無理なく行える収納動線

家族の未来を守る家づくりは、地域の地盤と風土を知るプロへ

災害に強い家をつくるためには、単に強固な建材を使うだけでなく、「その土地がどんな地盤で、どんな歴史を持っているか」を正しく見極める土木・建築の総合的な知見が求められます。

「気になっている土地の水害リスクを知りたい」

「大地震に耐えられる間取りのポイントを聞いてみたい」

という方は、ぜひお気軽にご相談ください。地域に根ざした建設会社として、安心と安全に裏打ちされた住まいづくりをご提案いたします。

※本記事は「重ねるハザードマップ」の広告・案件ではありません。
上部へスクロール